ストライクエニイホエア -Side B-
昼の月、夜の月。 
2011.01.14 Fri 22:00



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バタバタと忙しくようやくホッと出来たのは午後二時過ぎ。

僕は日の当たる場所にやっこらしょうと腰を下ろし、タバコをぷかあと吸う。

風は冷たいけれどお日様の力は絶大であったけー。

昔読んだ北風と太陽の童話を思い出す。

透き通るような水色の空には薄く月が顔を出してる。半月。

まるで笑っている口のような、茶碗のような、切ったスイカのような形。

午後二時の月の穏やかな白さにほのぼのとした気分になる。いいね。

淡い水彩画のように水色の空に白い月が溶けそうだなあ。

僕はタバコを携帯灰皿にぐりぐりと押し込み、さてさて仕事へと向かう。

そしてまたバタバタと忙しくようやくホッと出来たのは6時過ぎ。

夜の冷え込みに僕は肩をすぼめ、鼻の頭と耳をマフラーに埋めて歩く。

夜の空には煌々と白く輝く月と金星。そしてオリオン座。

暗い夜空に輝く月を眺めているとなぜだか切なくなる。

半月の月は、その半分をなくしてしまったような物悲しさ。

昼の月はあんなに心穏やかになったのに、夜の月は切ないんだ。

半分を失ってしまった月と僕が重なる。

月はこれからどんどん欠けていくのだろうか。それともどんどん満ちていくのだろうか。

僕はどっちなんだろうか。

月と同じように満ち欠けを繰り返しつつ、日々を過ごしていくのかな。

とりあえず僕に出来ることは、まずティッシュで鼻をかむ。

寒くて洟垂れてる。びろーんと。

駅前のティッシュ配りからティッシュをもらい月夜に鼻をずーんとかむ。

白い半月が笑ってるように見えた。










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Author: 長谷川シン  
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