ストライクエニイホエア -Side B-
ケータイ 
2010.06.26 Sat 23:24


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落し物忘れ物番長の僕が最近番長っぷりを発揮してないと油断していたら落とした。

携帯電話。2月に機種変したばかりのアイフォン3GS。がっくし。

ケーサツに届けて、ケータイショップに相談に行くと

「出てくるかもしれないから2,3日様子を見たらどうでしょう。」

様子を見るのはいいけれど、電話は使いたいし、ウェブも使いたい。

しかしここはぐっと我慢をしてみると、自分がどれだけケータイに依存していたのかがわかるんだ。

電車の中でケータイも本も持っていない僕はソワソワと車内を見回す。

車窓を眺める。

夜の電車の窓から見える街の灯り。理路整然と並んだマンションの常夜灯の白い光。

住宅街の窓のカーテン越しからこぼれる白熱灯のあたたかなオレンジ色。

障子の格子模様を映し出す日本家屋。畳を想像すると、なんだか鼻の奥にイグサの香が漂ってきそう。

駅前の雑居ビルの居酒屋の看板のネオン。ガソリンスタンドのマーク。

国道の赤信号、外灯、車の赤いヘッドライトの波。

夜空にはぼんやりと朧月。

そしてふと気付く。そうだ僕は電車からの眺めが大好きだったのだ。

いつの間にか、車窓を眺めずにケータイを眺めて過ごしていたんだ。

ケータイはたくさんの情報量を液晶画面に映し出してくれるけれど

夜の車窓の美しさを映し出してはくれない。

ケータイを眺めていると時間は特急電車のようにあっとゆー間に過ぎていくけれど

車窓を眺めていると時間は各駅停車のようにゆっくりと進んでいく。

車内に目を向けるとケータイを切ない顔で見つめる人だらけ。

僕はなんだかちょびっと得をしたような気がしてにやりと笑う。

電車のドアのガラスに映る僕のマヌケ顔。

でもやっぱりケータイがないと困る。

どうか出てきますように。車窓に祈る。


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Author: 長谷川シン  
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