ストライクエニイホエア -Side B-
at hospital. sakura 
2014.04.03 Thu 21:04















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病院の裏手にある小さな公園。

そこの桜の木が満開になり、桜の木の下で僕は桜を見上げ、

桜の幹から枝分かれした小さな桜の枝を今年も折ってしまった。

それも4年間続けて。

桜の木にしてみれば「またおめえかよ、痛えなコンニャロ、取るんじゃねえよ。」

と言いたいところであろうけれど、それを承知で僕は今年もゴメンよと

小さな枝をぷつんと摘む。

そしてそれを病院に持って行き、闘病のため病棟から出られない患者さんの

ベッドサイドテーブルにひと花づつ置いていく。

「あら、キレイね」

「もう満開なのね」

「ダメじゃない枝を取っちゃ」

「今年の花見はこれね」

「酒はないの?はせがーさん」

季節も時間も曜日も温度もよくわからなくなってしまうほど

病院の中での生活が続く患者さんたちは桜の花を眺め、

ふうとため息をついたり、にこりと笑ったり、

しんみりとしてどこか遠くを眺めてみたりと

人それぞれであるけれど、ちいさな桜の花は彼らに春の風と

桜にまつわる思い出を贈るのだな。

公園の桜はまた来年も僕が小さな枝を摘んでいくのを

文句を言いながらも、しょーがねえなと我慢してくれるじゃないかしらん。

公園の桜よ、毎年ごめんなさい。毎年ありがとう。











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Author: 長谷川シン  
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