ストライクエニイホエア -Side B-
写真仲間ばかりで写真交歓するよりもステキな時間。 
2012.02.01 Wed 22:24




僕とろでぃさんとの二人展「Real Face 2 -Life goes on-」が1月31日に無事に終了。

観に来ていただいた皆様とお手伝いしてくれた皆様、そして展示の相方ろでぃさんに感謝を。

撤収作業の後日、僕は展示されていた写真を段ボール箱に詰め込んで、

撮らせていただいた患者さんや看護士さんに感謝の意を込めて

写真をあげようと展示写真の撮影地である病院に向かう。

病棟に着くと普段通りの薬品の香りがほのかに漂う。

おや、なんだかこの個室の病室は先ほど誰かが退院したばかりで空室となっている。

確認するとどうやら今日の入院はないようだし、

せっかくだからこの病室で展示をしちゃうってのはどーだろうと僕はニヤリと企み顔になる。

しかしながら勤務中だし、いつ急患が入ってくるかもわからないし

勝手に展示なんかしちゃったのがウルサイお偉方バレちゃったら怒られるじゃすまないし

色々メンドクサイ事になるかもだけど、だけどだけどだけどやっちゃおう。やっちまえ。

撮った場所で展示して、撮らせてくれた人達に見てもらいたい。

それではと個室の扉をそおっと開けて、空いたベッドの上やら窓やら、洗面台の上やらに

写真をわーっと飾ってみると、なんだかとっても合う気がするんだ。

病室と僕の撮った患者さんのポートレイトがシンクロする。

そりゃあここで、ここにいる人を撮ったんだもん。

さあて並べちゃったら後は観てもらうだけ。

しかし内密にゲリラ的に始めちゃった展示だからおおっぴらに観て観てとは言えないしなあ。

でももういいの、怒られたっていいのいいの。

開き直って扉をガラリと開けて、部屋中にべべーんと並んだ写真を公開。

ねえねえ、今さ、こないだ西麻布で展示してた写真を持ってきてさあ、

70号室で展示やってるから観に来てよ。

患者さんたちに触れ回る。患者さんたち集まる。看護士たちもなんだなんだと集まる。

やべえ怒られるかしらとビビッたけど全然大丈夫。

あー、この人って名前なんだったかしら、あーあの人だ、あーこれはオレだなあ、

イヤだわあたしこんなに大きく写されててー。

モデルになってくれた人にはその場で写真をあげ、写真は徐々に減っていく。

夕方5時にゲリラ展示も撤収。残された写真を僕はまたダンボールに仕舞い込み、

ここで一年以上闘病して、近くの病院に転院したマキおばあちゃんへ渡しに行く。

マキおばあちゃんは晩御飯中だったけど、箸を置き写真を眺めながら

ハナペチャだようーと笑い、そして軽く両手で写真を頭の上に掲げて頭を下げる。

まるでそれは卒業証書を受け取る卒業生みたいに仰々しくて

いやいやそんな大したもんじゃないんだからさあとか言いつつも嬉しくて、

僕はそんなマキちゃんを見ながら写真展がようやく完結したなあと、撮ってよかったなあとホッとする。

マキばあちゃんはとても喜んでくれたし、ちょっと胸にぐっとこみ上げてきちゃうものがあったけど

マキばあちゃんは早々に写真をベッドサイドにヒョイと置き、

食べかけの晩御飯をもぐもぐと食べ出す。

まあ、そんなもんだよね。

でもいいのそれで。















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Author: 長谷川シン  
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